結構社会に出てプログラマ・SEとして働かれている方のために書かれた章も多いのですが,それを差し引いても学生の僕が楽しんで読むことができました.
最近はこれとか『プログラマが知るべき97のこと』のような,プログラマ向けの自己啓発本を読むことが増えてきました.
以前は「自己啓発(笑)」とか思っていたのですが,この2冊を読んで感じたのは,
- こういう本を読まないと得られなかった視点・方法論が得られる.
- それらのうちいくつかは(多くは)明らかに自分が身につけるとプラスになる
- それらを身につけるためには何をすれば良いか,具体的に示唆してくれる
ということですね.自己啓発本,よいものだ.
今回は,『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』を読んで実行に移したいなと思った事項を軽くまとめてみたいと思います.
- 5. 自分の知性に投資しよう
- 手続き型やオブジェクト指向のパラダイムしかまともに理解してないので,違うパラダイムを学んでいく.目下,Schemeで関数型.
- 7. 万能選手になろう
- コーディングスキルばかり磨こうとしていたが,やはり環境構築や,環境に対する深い理解が求められる.今まではあまり理解せずにチュートリアルなどを見て環境構築をしていたが,特に気にすべき技術については深く理解しようと思った.
- 8. スペシャリストになろう
- 「7. 万能選手になろう」と相補的な関係になっている章.このあたりうまいなぁ.
- 13. 師匠を探す
- 親身になって自分の技術的・私的な相談に乗ってくれる人を見つけようというお話.自分の努力だけではどうにもならない面があり難しいが,内にこもらずに行動していこうと思った.
- 14. 師匠になる
- これも「13. 師匠を探す」と相補的.元々人に何かを教えるのは好きなので,リアルな生活で積極的に実践していこうと思う.あと,このブログももっとうまく利用する.
- 15. 一に練習,二に練習
- このポスト投稿したらすぐにCode Kata見よう.
- 17. 巨人の肩の上で
- テスト後にでもオープンソースプロジェクトを覗いてみよう.候補は,Pythonで書かれたプロジェクト.Pythonとは今後もプラクティカルな付き合いが続きそうなので.
- 21. デイリーヒット
- 一日の目標を毎日立てよう.今日から始めてみて,おかげでテスト勉強がうまくいった.
- 28. 8時間燃焼
- 一日中プログラムを組むって日をなくす.ある程度コーディングしたら,自分が知らないことを学ぶ時間にする.
- 39. 業界で名前を売ろう
- 算段ありだけど,まだ内緒.ふふふ
- 42. 目立つこと
- やっぱりデモ大事だよなぁ.メチャクチャすっごいアイディアと,結構すごくて実装もしているアイディアだったら,明らかに後者の方が好印象だもの(自分的には).この意味でも,アジャイル開発は有効だと思う.先にデモができる分の機能を実装し,その後で磨きあげていく.
- 43. コネを作る
- 勉強会行こう.直近ではこれに参加登録した.
という感じですね.これはあくまで僕が感じたことですが,100人が読めば50通りぐらいの感じ方はある本だと思います.是非ご一読を.
あまり本の感想とは関係ないけど,知ったかぶりしてたからじっくり調べてみたいことのリストを防備録がわりに.
- 仮想化
- JITコンパイラ
- C++のランタイム処理
- Pythonの動作
- OS全般.特にメモリ管理,ファイルシステム
- 文字コード
- リレーショナルデータベース
- Webサーバ
- 並列プログラミング
- GC
- socket
多すぎワロタ